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ひっそり(?!)暮らすUK大好き!!な私とサビ猫の、平平凡凡な日常を、好き勝手に書いてます。


by natsu-rock

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思い出

今日はちょっとだけ特別な日。

2004年8月頃から,近所にいたノラと仲良く(?)なった。
シルバーの毛色だったので「ギンちゃん」と呼んでいた。
近所の奥様と一緒に,面倒を見ているうちに
私の部屋にも通ってくるようになっていた。
f0091785_10333999.jpg

近所の奥様が獣医さんへ連れて行ったら
年齢は13~14歳,避妊済みのおばあちゃん。
ノミアレルギーであちこちハゲてたそうだ。
鳴き声はしわがれて,化け猫かい?って感じだった。
気が強くて,すぐ手が出る,ケンカっぱやいヤツ。
物怖じしないくせに,ドアの「ピンポン」に超ビビるヤツ。
ゴハンの前だけはいい子にしてみせたりしてた。
撫でているとゴロゴロいうけど,撫で過ぎると怒り出す始末。やれやれ。

半年間,近所の奥様とウチを行ったり来たり。
おてんばだし,しょっちゅう「シャーッ」とひっかかれたけど
何気に甘ったれで可愛かった。

2004年の大晦日は雪だった。
夜遅く帰った私を,ギンちゃんは雪の中で待っていてくれた。
私は蕎麦,ギンちゃんはゆでササミで一緒に2005年を迎えた。

2月下旬から食べると吐くようになった。飲む水の量もハンパじゃない。
「近々また病院連れてってみるわ」と,奥様が言った。

3月上旬,ウチに来た。猫缶を半分くらい吐かずに食べた。
夜,しばらくうたた寝した後,「外に出たい」と合図した。
アパートの踊り場で,二人で夜風に当たった。
珍しく甘えてきて,しゃがんでいる私の足にスリスリして
私の手をザリッと舐めて,アパートの階段を下りていった。
f0091785_1052574.jpg

それっきり戻らなかった。姿さえも見せなかった。

約2週間後,近所の奥様から呼び止められ,小さな声で
「例のコらしい猫が死んでたって言われたわ」と告げられた。
アパートに戻り部屋に入ると,ギンちゃんの使ってたタオルが目に入った。
泣いた。泣いた。泣いた。声を上げて泣いた。
心のどこかでは覚悟していたのだけれど,涙は一晩中止まらなかった・・・。

ほんの少しでも,幸せ感じてくれただろうか。
「この人間のお陰で楽できた」って思ってくれたろうか。
どんな思いで旅立ったんだろう。寒くなかったろうか,痛くなかったろうか。

仕事から帰ると毎晩泣いた。食事しながら。お風呂に浸かりながら。
TV見ても雑誌読んでも,頭には入らなかった。

帰り道,ギンちゃんを探す自分に笑った。「もういないってば・・・」

たかがノラ猫・・・だったのに,全く立ち直れなかった。
私の生活の一部になっていたのだと,その時気付いた。ごめん。遅かったね。

いつも座っていた場所。朝,途中まで見送ってくれた場所。
あの頃はわざとその場所を避けて通ったりした。

ギンちゃんが去って,3ヵ月後の土曜日の午後。
一匹のノラに出会った。以前から時々見かけてた,サビ柄の猫。
今までは見かけても,寄って来もしなかったのに
その日は「ひゃあ」と鳴きながら,駆け寄ってきた。
赤い糸になってくれたのは,ギンちゃんかもしれない。

ギンちゃんが去って,一年経った。
思い出さなかった日は一日足りとてなかった。
今はあの場所を通っても,大丈夫になった。
ギンちゃん,あと40年くらい経ったら,またきっと会えるよ(笑)
by natsu-rock | 2006-03-15 08:00 | 犬・猫